手首の痛み(TFCC損傷)
- 手首をねじると痛い
- 手首が痛くて手を着くことができない
- 物を持つと手首が痛い
- ドアノブが回せない
- 手首がジンジンする
手首の関節(手関節)は仕事や日常生活、スポーツなどでよく使う関節の一つです。
また、身体を支えたり、転倒した時に全体重を受け止めたりする関節の割には複雑な構造で、あまり頑丈とは言えません。
ですので、手首が痛くなる時は、いろいろな場所があらゆる原因で起こります。
その代表的な損傷に「TFCC損傷」というものがあります。
TFCC損傷とは何か?|茨木市あさかわ鍼灸整骨院
「TFCC」とは「三角線維軟骨複合体(Triangular Fibrocartilage Complex)」の略であり、手首の小指側にある柔らかい組織のことです。
握手をする時や両手で荷物を持つ時に、手首を小指側に曲げることができるのは、橈骨に比べて尺骨が少し短くて、その足りない部分を柔らかい組織(TFCC)で補っているからです。
「TFCC損傷」とはこの柔らかい組織が傷んで炎症を起こした状態を言います。
TFCC損傷の原因は?|茨木市あさかわ鍼灸整骨院
「TFCC損傷」の主な原因は、手関節に対する強い衝撃や手首における過剰な負荷の繰り返し動作によって引き起こされます。
私たちは、日常生活や仕事、スポーツなどで手首を使う時、かなりの頻度で手首を小指側に曲げて動作を繰り返しています。
例を挙げると、
- 掃除機を使う
- 料理をする
- 食器を洗う
- 荷物を持つ
- ネジを締める など
また、スポーツにおいては、道具を使う競技全般で手首を小指側に曲げて活動しています。
つまり、手首を使いやすくするために存在する「TFCC」が、繰り返し動作による負荷に耐えきれずに傷ついてしまい炎症を起こしてしまった状態が「TFCC損傷」です。
TFCC損傷の症状|茨木市あさかわ鍼灸整骨院
手首の関節はとても複雑で、いろいろな動きができます。
それぞれ
- 背屈(手の甲側に曲げる)
- 掌屈(手の平側に曲げる)
- 撓屈(親指側に曲げる)
- 尺屈(小指側に曲げる)
- 回外(肘を曲げた状態で手の平を上に向ける)
- 回内(肘を曲げた状態で手の平を下に向ける)
これらの動きの中で、「TFCC」に負担をかける動作の時に痛みが出ます。
ずばり、尺屈・回外・回内の3つです。
具体的には、ラケットを持つ、歯ブラシを持つなど手首を小指側に曲げて物を持つ動作、あるいはタオルを絞る、ドアノブを回すなどの手首をひねる動作で痛みが出ます。
放っておくとどうなる?|茨木市あさかわ鍼灸整骨院
一般的に、物を持つ時に手関節に強い痛みが出て、力が入らなくなりますが、これらの症状は手の平を上側に向けると少し軽減することがあります。
しかし、だからといって放っておくと、炎症が悪化して手首を動かさなくてもジンジンと痛みが出ることがありますし、同時に動作開始時に手が抜けそうになる感覚が現れる、あるいは手首が腫れて可動域が制限されるなどに発展することもあります。
TFCC損傷に対しての茨木市あさかわ鍼灸整骨院での施術
トリガーポイントマッサージ
茨木市あさかわ鍼灸整骨院では、TFCC損傷に対して『トリガーポイント垂直圧迫法』というマッサージ法で施術を行います。
これは、患部を陰圧にして一気に血流を促すマッサージ法で、腕や手首周りのトリガーポイント(筋肉のシコリ)を取り除き、傷んで滞った血流を増加させる施術法です。
筋肉の柔軟性や血流を高め、しなやかで質の良い筋肉に変化させます。
通常のマッサージとは違い、筋肉の緊張緩和が大きく、強いリラックス感が出ます。
鍼灸施術
茨木市あさかわ鍼灸整骨院では、TFCC損傷の施術に『鍼施術』も行います。
手首を動かす筋肉やTFCC周りのツボに注射鍼より細い鍼で刺激し、硬くなった筋肉をしなやかにすると共に鍼刺激による痛みを抑える作用により痛みの緩和を促します。
鍼灸の力で、人間の本来持っている自然回復能力も引き出していきます。
鍼施術について詳しくは→→こちら!
骨盤矯正
身体は家と同じように、土台(骨盤)がしっかりしていないと柱(背骨)がしっかり立たないですし、壁(筋肉)も崩れてしまいます。
いくら壁ばかり修復しようとしても、土台が不安定なままではすぐに崩れてしまいます。
だからこそ骨盤を中心に正しい状態へ戻し筋肉の硬さを柔らかくする必要があります。
ですので、茨木市あさかわ鍼灸整骨院では、独自の矯正法である『骨盤矯正』をします。
本来の身体の状態を取り戻し、痛みがない状態を作ります。
それに加えて、悪いクセをリセットし良いクセを脳に記憶させます。
そうすることで、症状改善+再発防止=「根本改善」を目指すのです。
骨盤矯正について詳しくは→→こちら!
TFCC損傷でお困りでしたら、茨木市あさかわ鍼灸整骨院で一緒に頑張りましょう。
執筆者:柔道整復師・はり師・きゅう師
浅川成勲(治療家歴28年)
高校生の頃、陸上競技をしており足が痛くなって歩くことも困難な状態になったことがあります。その時に、近所の鍼灸整骨院で鍼施術をしてもらい、一度の施術で次の日から走ることができるようになりました。とても驚いた記憶があります。
その後、同志社大学を出て会社員になり営業の仕事をしていたのですが、当時の印象が忘れがたく、人体の構造や仕組みに強い興味を掻き立てられてこの世界に入りました。
『三度の飯より身体の勉強が好き』というくらい医学の勉強が大好きで、整形外科クリニックに勤務している時はたくさんの経験を積ませていただきました。そのお陰か「鍼灸科」・「柔道整復師科」の両方でそれぞれ「日本鍼灸師会 会長賞」「日本柔道整復師会 会長賞」をいただきました。この知識を活かして「痛みで困っている方を一日でも早く楽にしてあげたい!!」そして、「痛みで困らない身体にしてあげたい!!」という気持ちを持って、毎日施術に当たっています。
痛みがなかなか取れずに諦めてしまっていた方、ぜひ茨木市あさかわ鍼灸整骨院にご相談ください。