足底腱膜炎（足底筋膜炎）

足底腱膜炎（足底筋膜炎）とは、足の裏に存在する腱膜が炎症を起こした状態のことを言います。

足底腱膜（足底筋膜）は足底のアーチである土踏まずを支えており、足にかかる衝撃を吸収するサスペンションのような役割を果たしたり、歩く時の足を蹴り出す際の推進力として使う役割を担っています。

土踏まずの構造が崩れるとサスペンション機能が低下し、足底腱膜が異常に伸ばされ痛みが発生します。

特にかかと付近、土踏まずの部分が痛みの好発部位です。

足底腱膜炎の原因は？｜茨木市あさかわ鍼灸整骨院

筋肉は酷使した分だけ負担がかかり、疲労物質などの老廃物が溜まると硬くなります。

筋肉が硬くなると古くなったゴムのように伸び縮みしにくくなり、無理矢理伸ばすとちぎれそうになります。

その時に、一番負担が掛かるのが骨との付着部なので、かかとの骨のそばが痛くなります。

足底腱膜（足底筋膜）を酷使する要因としては、以下のような例が挙げられます。

①運動によるもの

ランニングやジャンプなど足をよく使うスポーツを日々行う方。

地面に着地する衝撃や踏ん張る動作など繰り返し行われる激しい動作に耐えきれなくなる、いわゆるオーバーユースによるものです。

②長時間立つことによるもの

仕事などで長時間立ち続けることが多い方。

足の裏の筋肉が伸ばされたままで休むことができず、老廃物が溜まり筋肉が硬くなってしまいます。

硬くなるとさらに筋肉の伸び縮みが悪くなり、筋肉の劣化が進むという悪循環を繰り返します。

③足の形によるもの

土踏まずが正常に形成されていることで衝撃が緩和され足の負担が軽減するのですが、偏平足（土踏まずが正常に形成されていない状態）やハイアーチ（足の甲が通常よりも高い状態）だと負担がかかり発生しやすくなります。

また、ヒールを長時間履く行為は足底腱膜をずっと引き延ばす状態になり、これも足の負担になりやすいです。

茨木市あさかわ鍼灸整骨院での施術法

足底腱膜炎（足底筋膜炎）の施術では、「ハイボルテージ施術法」が相性がいいです。

通常、炎症を起こしている筋肉にマッサージをすることはなく、第一選択肢として鍼施術が考えられるのですが、足の裏に鍼施術をすることは現実的ではありません。

ところが、「ハイボルテージ施術法」は強い電圧で低周波を流すので、足の裏の分厚い脂肪層を通り抜けてダイレクトに足底腱膜（足底筋膜）に刺激を与えることができるため、痛みを抑制するだけでなく、炎症を抑える作用もあるのでおススメです。

原因を取り除き硬くなってしまった足底腱膜（足底筋膜）が柔らかくなれば痛みは無くなります。

茨木市あさかわ鍼灸整骨院では同時進行で「骨盤矯正」を行います。

そもそも足底腱膜炎（足底筋膜炎）になってしまった原因が、土踏まずの構造の崩れにあるはずですので、足の構造そのものを正しい状態に戻さなければ根本的な解決になりません。

ですので、「骨盤矯正」を行って姿勢を正しい状態に作り、足の構造を整えるのが早期回復と再発防止に必要なことであると考えます。

また、片方の足に痛みがあると無意識的に反対側の足に体重がかかります。それをきっかけとして、反対側の足や腰などに余計な負担がかかり、思わぬ場所に痛みが発生しがちになります。

重心が傾くことでさらに足底腱膜（足底筋膜）に負荷がかかり、負の連鎖に繋がりかねません。

そうならないためにも、「骨盤矯正」で身体を適正な位置へ戻し足底腱膜（足底筋膜）が良くなるような状態を作ります。

もし、足底腱膜炎（足底筋膜炎）でお困りの際には、茨木市あさかわ鍼灸整骨院にご相談ください。

執筆者：柔道整復師・はり師・きゅう師
浅川成勲（治療家歴28年）

高校生の頃、陸上競技をしており足が痛くなって歩くことも困難な状態になったことがあります。その時に、近所の鍼灸整骨院で鍼施術をしてもらい、一度の施術で次の日から走ることができるようになりました。とても驚いた記憶があります。
その後、同志社大学を出て会社員になり営業の仕事をしていたのですが、当時の印象が忘れがたく、人体の構造や仕組みに強い興味を掻き立てられてこの世界に入りました。
『三度の飯より身体の勉強が好き』というくらい医学の勉強が大好きで、整形外科クリニックに勤務している時はたくさんの経験を積ませていただきました。そのお陰か「鍼灸科」・「柔道整復師科」の両方でそれぞれ「日本鍼灸師会　会長賞」「日本柔道整復師会　会長賞」をいただきました。この知識を活かして「痛みで困っている方を一日でも早く楽にしてあげたい！！」そして、「痛みで困らない身体にしてあげたい！！」という気持ちを持って、毎日施術に当たっています。
痛みがなかなか取れずに諦めてしまっていた方、ぜひ茨木市あさかわ鍼灸整骨院にご相談ください。